あせとせっけん（２）山田金鉄

作品名：あせとせっけん　2
作　者：山田金鉄
出版社：講談社
掲載誌：週刊Dモーニング⇒モーニング
レーベル：モーニングKC

出版社コメント

女性に人気の化粧品＆バス用品メーカー・リリアドロップに勤める、あせっかき女子・八重島麻子。
同じ会社でせっけんの商品開発を担当している超絶嗅覚の持ち主・名取香太郎に「君の体臭は素晴らしい！商品開発のため、これから毎日君のにおいを嗅ぎに来ます！」と言われたことをきっかけに、お付き合いが始まった！　
しかしそんな中、名取の部署の後輩・一瀬こりすが現れて――。
スーパー純愛においフェチラブコメ、第2巻！

あせとせっけん

前巻までのおはなし

あせとせっけん（１）山田金鉄

匂いフェチの香太郎と汗かきの麻子のラブストーリー。好青年香太郎に萌えます。

前巻までのおはなし

あせとせっけん（１）山田金鉄

匂いフェチの香太郎と汗かきの麻子のラブストーリー。好青年香太郎に萌えます。

あらすじ＆ネタバレ

第9話　ゆずったりなんてしたくない

香太郎との間に”何か”を感じる同僚、一瀬こりすと対面する麻子。
提出された領収書を辿る2人だが、香太郎の名前が出る度にモヤモヤしてしまう麻子。
ついつい、名取さんという方とはどういったご関係で…？と尋ねてしまう。

一瀬からお世話になっている先輩だと聞きホッとするも、香太郎の仕事エピソードを話す一瀬は「素敵だなと思います」とこぼし、麻子も思わず「ホントに…名取さんらしい…」と。
お互いの言動に女の勘が発動する2人…

一瀬が香太郎に想いを寄せている事を確信。
今までずっと人に譲ってきた人生だったけど、この人だけは譲ったりなんてしたくない。と思う麻子。
離れがたい麻子は思わず香太郎をホテルに誘い…

第10話　少しずつ変わって

とんでもないことをしてしまった気分になったが、一緒にいる時とても幸せだと再確認する麻子。
会社の隣町のホテルに入り、朝帰り。今までの麻子ではとても考えられないことだった。
別れ際、駅の改札でキスをする麻子にいつもと違う雰囲気を感じる香太郎。

一瀬と会ったことで変わっていく自分に気づく麻子は、このまま香太郎の隣にいても恥ずかしくない素敵な女の子に変わることを望んでいた。

第11話　名取、暴かれる秘密

新入社員の頃以来の社員旅行に参加する麻子。
まだ付き合っている事を隠している香太郎とは相談の結果、旅行の間は各々好きに過ごすことに。

到着早々始まったのは社員旅行恒例の部署対抗温泉卓球大会。
今年だけは勘弁してくれと、出場を嫌がる香太郎。
実は運動音痴で毎年見世物になっている香太郎は、そんな姿を麻子に見られたくなかったのだった。

そんな香太郎を見ていて、少しずつ距離が近づいていると思っていたけど、まだ香太郎のことを雲の上の人のように感じていたことに気づいた麻子。
もっと香太郎の事を知りたい。そう思っていた。

そんな麻子に声をかける一瀬。
紹介したい人がいると、香太郎を連れてきて…

第12話　少年　名取香太郎

動揺する2人だが、とっさに初対面のふりをする香太郎。
上手く合わせ切り抜ける2人。

麻子は相変わらず仲がよさそうな一瀬と香太郎を見つめ、
もし、最初の出会いがあんな風ではなく、本当に今初めて出会っていたとしたら…
香太郎と恋人同士になれていたのか考えていた。

一瀬は2人の関係を知るために2人を突き合せたが何も収穫がないことを怪しんでいた。

夜になり、麻子は少し会いたいと香太郎を呼び出しましたが、酔った香太郎は麻子の膝枕で甘えそのまま眠ってしまいました。

第13話　男として

そこに麻子の上司大蔵部長が通りがかり、二人の関係はバレてしまいますが、内緒にしてくれると約束してくれます。
無事に旅行が終わり、その後も本当に何もなかったかのように接してくれる部長に感謝する麻子。
香太郎が熱を出し、会社を休んでしまった。
冷蔵庫に何もなく、体温計も持っていない香太郎を心配し、会社帰りに香太郎の元へ。

香太郎は風邪で鼻が利かず、麻子のにおいが確認できないことで麻子の本心が読めないことを気にしていた。
心配で押しかけてしまうことが香太郎の迷惑ではないかと気にしていた麻子だが、弱った香太郎を見てまた新しい一面を見られて喜んでいた。

そして麻子は一瀬にしていたように自分にも接して欲しいと打ち明けることが出来、香太郎も他の女の子にそんなことをしていた自分に気が付き反省。
また二人の距離が縮まったのでした。

第14話　家族

お盆になり、少し実家に帰った麻子。
母親には彼氏ができたことを打ち明けたものの、男性陣にはまだナイショだというが、勘の鋭い弟の桂太には早々に怪しまれている。
桂太は都内のレストランで働いていて、シスコン気味な様子ｗ

香太郎の話をする麻子の様子を見て、お嫁に行く日も近いかも…と感じたという母。
紹介したい気持ちになったらいつでも連れてきて？という母に、麻子もうなずくのだった。

第15話　名取とかいう奴

香太郎の看病をしたことがきっかけで合鍵をもらった麻子。
予定が合う日は香太郎の部屋で過ごすことが多くなっていた。
弟には香太郎を紹介してもいいかも…そう思っていた麻子は香太郎に桂太の働くレストランに行かないかと提案する。
家族に紹介されるのは初めてだと緊張する香太郎。

麻子は弟に近々彼氏を連れて食事に行きたいと伝えるが、
「姉ちゃんにふさわしい男かどうか…俺がみきわめてやる」と敵意剥き出しの桂太…

第16話　初対面

いよいよ桂太のレストランへ行く日。
夜の為におしゃれして出社する麻子にざわめく社内。
香太郎も自分しか見られないはずの姿で出社した麻子の姿に気が気ではない様子。

そしてついに香太郎と圭太の対面。
素直に緊張する香太郎をじっくり査定する圭太。
いい人オーラ満開の香太郎に、化けの皮をはがしてやる！と意気込む桂太…

第17話　3人の欲しいもの

姉が大好きな桂太は香太郎を試しますが、どこまでもさわやかイケメンな香太郎。
何かダメな点を見出そうとする桂太ですが、今まですべてを我慢してきた麻子がたった少しのバゲットだとしても、欲しいとねだったことに驚き、香太郎を認めます。
麻子を大事にするようくぎを刺され、気持ちを再確認する香太郎だった・・・。