出版社コメント
「死にたい」とメッセージを残した友人・優香の自宅へ駆けつけた文。
ドアの向こうには、荒れ果てた光景が広がっていた…!
友人夫婦が抱える問題を目の当たりにし、和真の浮気疑惑と向き合う覚悟を決めた文だったが、数々の苦難と絶望が容赦なく彼女を襲う。
そして樋口の協力のもと、文がたどり着いた衝撃の事実とは…!?
ドラマ化!

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今までのおはなし
あらすじ&ネタバレ
和真の運転で優香の家に。
和真を車に残し、文は人の気配のないリビングに。
リビングは割れた食器が散乱し、滅茶苦茶…
部屋の隅には放心状態の優香が座り込んでいた。
ちょうどそこに菜摘も到着し、2人で話を聞くと、優香の夫の佳樹は「役立たずの足手まとい」「無価値な社会のゴミ」などと、いつも優香をなじるのだという。
今日もつわりが酷く、佳樹が帰るまでに食事が出来上がらなかった事で暴れ出したのだった。
佳樹といて幸せかどうかは分からないが、子どももいるし、佳樹もいつもこんなにひどいことをするわけじゃない。という優香。
佳樹から逃げたいのでなければ「勝とう」という菜摘。
佳樹は優香が逃げられないと思うから平気で八つ当たりをする。
優香がどこにでも行けるって知ったら今まで通りでいられない。
勝つためには自分の不安や弱さとも戦わないと
と説得され、置手紙を置いて菜摘の家に避難することに。
勇気を出して状況を変えようとする優香を見て、和真の不倫問題と向き合う決心をする文。
優香は和真の車で菜摘の家へ。
大変な状況な優香を気遣い、丁寧に運転する和真。
優香を無事送り届けた後、いろいろあって真っすぐ家に帰る気分になれない文は和真に夜景を見に行くことを提案する。
車の中で2人は優香夫婦の事、モラハラで離婚した和真の同僚夫婦の事を話す。
文は少しだけ、自分の気持ちを話す。
「恋愛感情がなくなった夫婦って一緒にいる意味があるのかな?」
和真はそれに対し、
文に対する愛情は変わらないし、一生一緒にいたい。
気持ちがわからるような簡単な存在じゃない。という。
信じることも、徹底的に嫌うこともできず、心の置き所が分からず和真のことも分からなくなる。
和真の不倫疑惑と向き合うことに決めた文は証拠集めを再び始めるが、決定的な証拠は出てこない。
そこにさやかから優香夫婦について尋ねる電話がかかってくる。
佳樹は反省し、菜摘の家に優香を迎えに。誓約書も書かされ、約束を破ったら菜摘の怖いお友達を集めて「お礼」に行くとしっかりおどされ、ひとまず安心だという。
話は文夫婦の話に。一時はよそよそしかったものの、今は落ち着いているという文に
さやかは高校の時は王様ゲームのキスが原因で別れた潔癖な文が和真と変わらず一緒にいることが意外だという。
文は2人のキスを見ているだけのみじめで悔しい気持ち、
その時のキスの相手がさやかだったことを思い出していた。
電話を切った文はふと和真の本の隙間に隠された薬局の袋を見つける。
中身は精力剤。
自分とは数か月で1回しかエッチしてなかったのに、こんなものを使ってまで他の女としたいなんて…と泣き崩れる文だった…
どんな態度で和真と接すればよいのか…実家に帰ろうか…と悩む帰宅中の文に和真の同僚の高梨が声をかけてきた。
高梨は和真と同僚の立川さとみは文が疑っている通り不倫しているという。
和真も不倫をしているのだから、文も遊べばいいと、文を口説く高梨から救い出してくれたのは文の同僚の樋口君(イケメン)
震える文をいたわる樋口くんに文は自分の気持ちを吐き出します。
人脈には自信があるような樋口くんは浮気調査に協力してくれると言い、家に帰りづらい文は実家に帰る。
文の母は離婚を機に一人暮らしをしている。
文と和真に何かあった事を察した母は「昔の自分を鏡で見てる気分になった」と言い、週が明けたら家に帰るように伝えた。
そこに樋口くんから不倫の証拠がつかめそうだと連絡が入る。
立川さとみが男とホテルに入ったのだという。
すぐに現場に駆け付け、現場を目にする文。
目にした現実から逃げるように、和真には母の体調が悪いと伝え実家に入り浸っていた。
ぼんやり考えるのは5年前の和真との出会い。
誠実な和真とこんな風になるなんて…
文は久しぶりに女子飲み会へ。
優香は夫とうまくやっていて、みんなのおかげで立ち直れたという。
他のメンバーの香住も他の女を選び家を出た彼氏の健とよりを戻したという。
文も和真の浮気問題を尋ねられるが、笑顔で仲良くやっていると報告する。
飲みすぎて酔いつぶれてしまった文を、さやかがタクシーで送ることになる。
文を抱え、部屋へ送り届けるさやかを見て驚く和真。
勝手に家に上がり込み寝室に入るさやか
一緒に川の字で3人で寝ようと冗談を言うさやかに和真は今すぐ帰って欲しいという。
帰り際に「明日はちゃんと私のために時間作ってよね?」というさやかに、和真は「わかってる」と一言。
2人が寝室を出ると目を開ける文。
2人のやり取りをレコーダーで録音していたのだ。
立川さとみがラブホテルに入ったと連絡を受けたあの日。
一緒にホテルにいたのは和真の同僚の高梨だった。
不倫をバラされたくない高梨はさやかに和真と不倫しているから文を誘惑するように頼まれたのだと白状する。
SNSの怪しいアカウントを教えたのも、さとみと文が同じ時計を贈られるように仕向けたのも、さやかだったのだ。
感想
うちの旦那も暴れることがありました。
基本的に返事をしない、気分で態度を変えるという周りを疲れさせる旦那なんだけど、たまにイライラして暴れることがあったんだよね…
最近はなくなりました。
私も子どもも旦那に期待をしなくなって、関わらなくなったから。
冷静に考えるとDV夫なんて一緒に居てもしょうがないのです。
別れるべき案件なのだけど、その時は優香と同じことを思うんだよね…
渦中にいると冷静な判断ができないんだよね…多分今の私も借金夫と離婚しない時点で一緒なんだけど😅
とりあえず…
このボロボロの文をずっと見守りささえてくれる樋口くん。
カッコよすぎる。
3巻の表紙の和真もカッコいい❤
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