出版社コメント
話題爆発の第3巻は、整の本領発揮!!
さまざまな真実の狭間で、誰かの思いも見えなくなる――
代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るという、狩集(かりあつまり)家の相続人のひとりである、汐路(しおじ)に頼まれ、訪れた先の広島で、遺言書の開示に立ち会うことになった久能 整(くのう ととのう)。
そこには、失跡した犬童我路(ガロ)の思惑が働いていた。
相続人候補は汐路と、いとこたち4人。整は次第に身に危険も及ぶ骨肉の争いに巻き込まれて…!?
整の解読が冴え渡り、Episode4の真実に迫る!!新感覚ストーリー、第3巻!
ドラマ化決定💛

2022年1月~スタートの月9でドラマ化決定!
ととのうくん役はなんとあの菅田将暉!
豪華~
他のキャストが気になるな~
前巻までの記事
あらすじ&ネタバレ
【エピソード4】思惑通りと予定外 狩集家遺産相続問題
汐路の力になることになった整は汐路の家に泊まらせてもらうことに。
入り口には大きな魔除けや泥棒除けになるというアメジストドームがあり、整が小さい頃は石と(一方的にw)会話していたというエピソードも聞けましたww
汐路の家には住み込みで祖父の世話をしてくれていたマリちゃんもおり、整を見るなり「超絶美形の彼氏…」と絶句しますww
今回、整がいじられまくってて面白いエピソードですww
そして4人のいとこの相続レースがはじまります。
車坂家には一人息子の朝晴
真壁家には一人娘の絹代がいて、それぞれ汐路と理紀之助といい雰囲気。
だが、昔からの掟で、一人っ子の場合は3家の間で結婚することが許されていないのだそうだ。
汐路の「問難の蔵」には日本人形があり、数が足りていない
新音の「忠敬の蔵」は多すぎる陶器が
理紀之助の「明聡の蔵」は古い血さびのついた刀が
ゆらの「温恭の蔵」には座敷牢が!
狩集家の遺産相続では毎回必ず死人が出ているという話通り、いろいろなアクシデントが起こる中、4人は先に謎を解こうと疑心暗鬼になります。
そんな中、整はゆらの娘幸を利用し情報を聞き出そうとした新音に
「子供はバカじゃない。自分が子どものころバカでしたか?」と問いかけます。
新音は「自分の子供のころバカじゃなかったなぁ…と」自分の子供のころ、周りの大人の顔色を伺っていたことを思い出します。
4人の親たちは兄弟4人でいつも何かをしていて、子どもはほったらかし。
そして最後には汐路の父親が運転する車が事故を起こし、4人とも亡くなってしまったのだそう。
そして、今起こっている様々なアクシデントは汐路によるものだと判明。
親の世代4人が亡くなったのは、汐路の父親の起こした事故のせいではなく、遺産争いで殺しあったのだと思いたい汐路の気持ちがそうさせたのだと。
一旦解決したと思われましたが、整は汐路の父親の事故がやはりただの事故ではなかったことに気が付きます。
そして、いとこたち4人と真相を探ります。
母親にしきたりを押し付けられる理紀に
しきたりとか、ルールとか、伝統とか
その当時の誰かの都合で決められただけなので、人が作ったものは、人が変えていい
その時の最善の判断で変えていいと思う。
だって人は間違うから
ゆらの父親は女の幸せのために主婦業を全うするようたしなめますが、それにも
”女の幸せ”とかにもだまされちゃダメです。
それを言い出したのはたぶんおじさんだと思うから。
女の人から出た言葉じゃきっとない。
女性をある型にはめるために編み出された呪文です。
と、言ってくれます。
整の人柄を知り、だんだんと絆を深める4人は、汐路の父親たちと同じ思考を辿り、真実へ近づいていきます。
感想
本当に。
しきたり通りしなくてはいけないと思うことがナンセンスで。
その歴史も、その当時の人たちによって改変されているもので。
今起こっている変化も同時に伝統として受け止めるべきなのですよね。
そして今回もフェミニスト発言を、アンチ的存在である若い独身男性に言わせるというスッキリ場面がありました。
主婦にはうれしいww
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