orange(1)高野苺

ネタバレあらすじ&感想

作品名:orange(1)
作 者:高野苺
出版社:集英社・双葉社
掲載誌:別冊マーガレット⇒月刊アクション
レーベル:マーガレットコミックス・ ACTION COMICS

出版社コメント

現役高校生でデビューを果たし、10年間女子中高生から絶大な人気を得続けている高野苺の本格SFストーリー。
少女漫画ファンのみならず幅広い男性・女性漫画読みからも絶賛の声多数!!
第一巻は、集英社版1巻に加え、単行本未収録の読み切り作品が1話掲載される。
高校二年生の菜穂に届いた未来からの手紙。
そこには未来の自分の後悔がつづられていた。
はたして菜穂は手紙を読み「後悔しない未来」を作ることができるのか?
切ない思いが交錯するタイムパラドックスラブストーリー。

アニメ化&映画化!

最初は別マで連載されていたのですが、いろいろあって月刊アクションに移籍。
休載などもあり、新刊が待ち遠しかった思い出…
6巻が出てたの知らなかった~!
6巻買ったので改めて読みなおします💛

あらすじ&ネタバレ

16歳の春、始業式の朝私宛に1通の手紙が届いた。
送り主は 10年後の私
主人公高宮菜穂がその日の朝寝坊したことがその手紙には書かれている。
何で知っているのか?不思議に思っていると、転校生成瀬翔がやってくること。席がトナリなこと。当たっている。
そして手紙にはもう一つ「この日だけは一緒に帰ろうと誘わないで欲しい。絶対に。」と書かれていた。

お願いとは裏腹に菜穂の仲良しメンバー村坂あずさ、萩田朔、茅野貴子、諏訪弘人は翔を誘ってしまう。
楽しい時間を過ごし、家に帰った菜穂はその日の日記をつける。
改めて手紙を見直すと、筆跡も同じ、今書いた日記の内容と同じ。
恐ろしさを感じた菜穂は「未来なんてしらなくていい」と読むことをやめる。

翌日翔は学校を欠席していた。
それから2週間翔は学校に来なかった。

手紙に書かれていた「翔を誘わないで」というお願いと関係があるのか…気になりだした菜穂は手紙をもう一度読んでみる。
次に書かれていたのは球技大会のこと。
翔が休んだ理由が書かれていなかったが、
ソフトボールで代打を頼まれるが断らずに引き受けてほしいという事と
この日菜穂が翔を好きになるという事が書かれていた。

この日2週間ぶりに翔が登校した。変わらず元気な様子に安心するみんな。
手紙の通り菜穂は代打を頼まれる。
注文時にサイズを間違えられ、小さい靴を履き続けていた菜穂は足が痛いから・・・と、一度断るが、
痛みはいつか消える でも後悔は消えない
10年後も
と、考え直し代打を引き受ける。
見事菜穂はクラスを優勝に導く。

クラスメイトは大喜び。
そんな中、翔は足の痛い菜穂を気遣い、手当てをしてくれる。
サイズの間違いをちゃんと伝えるべきだと言う翔に
自分が損するだけだから、我慢する方がいいという菜穂
翔は菜穂を気にかけていると言い、菜穂も翔を見ていると伝える。

10年後の菜穂からの手紙には
10年後、翔がいないこと、ちゃんと翔を見ていて欲しいと書かれていた。

4/23
翔がサッカー部に仮入部すること
翔にお弁当を作ると約束したこと
絶対にお弁当を作って渡してほしい
と、書かれていた。

翌日、菜穂は翔の分の弁当も作るが、勇気がなく渡せないまま放課後になってしまった。
意識するあまり翔にも変な態度を取ってしまい、「手紙なんかで自分の性格が変わるわけない」と、後悔する菜穂。
放課後勇気を出して翔に謝り、一緒に帰ることに。
翔を誘うなと言われた始業式の日翔の母親が自殺したこと
母親と部活をしない約束をしていたからサッカー部に入らないことを聞く。

手紙が届いたのは後悔を消すため、同じことを繰り返してはいけないと気付いた菜穂は本当はお弁当を作っていたことを翔に伝える。
そして、これからもお弁当をつくるり、モーニングコールをする約束をする。
翔の笑顔を見て10年後も翔の笑顔を残すと誓う菜穂。

そして場面は10年後

高校を卒業して8年ぶりに集まり、タイムカプセルを掘り返しに行った5人。
菜穂と諏訪は夫婦になって子供もできていた。
タイムカプセルは高校2年の時に10年後の自分に宛てて埋めたものでその時は翔も生きていた。
翔の手紙にはみんなへの感謝のメッセージのみ。
まるで自分がいなくなることを知っていたかのようなメッセージに、「事故じゃなかったの?」と号泣する5人。
仲良し5人で翔に会いに行くー

手紙には翔は17歳の冬に事故で亡くなるが、助けることができたのにと後悔していることが書かれていた。
高校生の菜穂は絶対未来を変える!と意気込む。
そして、だんだんと良い方に未来が変わっていることに気が付く。

翔との関係も良くなっていると思っていた矢先、翔は手紙の内容の通り上田先輩と付き合い始めてしまう。

10年後の五人は翔の家に来ていた。
翔の祖母は、翔から菜穂の話をよく聞いていたのだと言う。

翔が上田先輩と付き合い始めてから、5人とは距離が出来てしまっていた。
威嚇するような上田先輩に遠慮し、菜穂も翔にお弁当を作っていたのとモーニングコールをやめていた。
手紙には翔は悩んでいるから、声をかけてほしいとあったが、上田先輩が気になり、話ができない菜穂。
思わず逃げてしまうが諏訪に「逃げるな」と諭される。
手紙に書かれていない事が起こり、未来が変わっていることに戸惑うが、菜穂は翔に声をかける。
翔が悩んでいるのは上田先輩と別れようと思っている事で、翔には気になる人がいるのだと言う。

感想

綺麗な絵と6人のやり取りが最高なorange
ストーリーだけじゃなく、登場人物の会話が最高に面白い!
絶対読んで欲しい一冊です。

双葉社版には巻末に「春色アストロノート」が掲載されてます。
双子の女の子の話ですが、これも面白い~♪

作者の高野苺さんが住んでいる長野県松本市がorangeの舞台
作品に出てくる景色もキレイ~

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