マイホームヒーロー(1)4話5話 山川直輝・朝基まさし

ネタバレあらすじ&感想

作品名:マイホームヒーロー(1)
作 者: 山川直輝・朝基まさし
出版社:講談社
掲載誌:週刊ヤングマガジン
レーベル: ヤンマガKCスペシャル

出版社コメント

頼れる妻と、ちょっと反抗期気味だけど可愛い高校生の娘。
鳥栖哲雄の人生はそれなりに幸せだった。
娘の顔に殴打の傷を見つけるまでは。
「100万の命の上に俺は立っている」の山川直輝、「サイコメトラー」「でぶせん」の朝基まさしの異色コンビが描く、罪と罰、愛と戦いの物語、開幕!

前話のお話

あらすじ&ネタバレ

第7話 土に還す

24時間たっても延人が見つからずイラつく義辰。

何者かにトランクを開けられたことを知った哲雄は仮説を立てる。
相手はまだ延人が殺されたことには気づいていない。情報集めをしているだけだ。
だが、見張りがいる以上山に行くの手は取れない…
家に帰ると声を出さず歌仙にカバンに盗聴器を仕掛けられたかもしれないから一緒に探してくれとお願いする。

無事を確認し、買い物中にトランクを開けられたこと、監視が沢山ついている事を話し、部屋の中で植木鉢と土、バクテリアを使い死体を処理する方法を提案する。
粛々と作業をする二人だが、その場面を零花に見られ、家庭菜園なら庭にしなよとアドバイスされてしまう。
断れない2人は取りあえず庭に出ることに。
肉の入った袋はまだ2袋残っていた。

そしてその頃、義辰からの指示が伝わり、哲雄たちへの監視は更に厳しく。
零花の部屋とリビングに盗聴器を仕掛けることになったと言う。

ちょうど庭に出てきた哲雄一家。
チャンスとばかりに囮に気を引かせ、鳥栖家に侵入する恭一。

マイホームヒーロー(1)より
第7話 20年目の共同作業

囮が怪しいことに気が付く歌仙。
歌仙が強く出るとあっさり引き下がり帰ってしまう。
これが時間稼ぎだと気が付いた哲雄はあわてて家の中へ。
すぐさま自室の植木鉢を確認に。念のためと植木鉢を隠す哲雄と歌仙。
その様子を隠れたクローゼットから観察する恭一。すぐそばには肉の入ったビニール袋が2袋…。
植木鉢を隠したことを不思議に思いながらも、タイムリミットが迫っている。
盗聴器をとりつけ、家を出る。

だが、勘のするどい歌仙は少し動いた家具の様子からすぐに盗聴器を発見。
他にも盗聴器があるかも…
家の中を調べる哲雄と歌仙。
聞かれている事を逆手に取り、台本を作り、零花にストーカーがいたストーリーを演じる。
そして、見張りにストーリーを聞かせてから盗聴器を発見し、家の中の盗聴器は全て外された。

零花が入浴中に、死体の処理を再開する鳥栖夫婦。
ビニール袋を持ち上げると見た目よりも遥かに重い。
人の肉が入った袋の重みを感じていた。

1人で処理をすると言う哲雄に、一袋は自分が埋めると言う歌仙。
自分が犯した殺人の罪を一緒に背負うと言う妻を巻き込んだことを後悔して消えて無くなりそうな気持になる哲雄。

そんな哲雄をよそに、結婚式のテーマを口ずさみ、夫婦20年目の共同作業。と笑う歌仙。
この道はたぶん破滅に続いている…
巻き込んでしまったことを後悔しながら、妻への感謝で涙があふれ出す。

監視者・恭一は2人になにか違和感を感じており、ストーカーの話も盗聴器の前での演技だったのではと考える…

感想

地獄までも一緒についてきてくれる妻・仙歌。

マイホームヒーロー(1)より


哲雄は延人を殺したことはしょうがないと思いつつも、犯した罪の重さに押しつぶされそうになっていた。
きっと人の命を奪うってことは、相手がどんな人であろうとそれくらい重いことなんですよね。
それを見て、もしやり直すことができても、娘の方が大事。
同じことが起きたら、今度は自分がこの男を殺す。と穏やかな表情で言う歌仙。
支えあうってこういうことだよね

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