1122(1)1・2話 渡辺ペコ

実用書

作品名:1122(1)
作 者:渡辺ペコ
出版社:講談社
掲載誌:月刊モーニングtwo
レーベル: モーニングKC

出版社コメント

妻・相原一子。夫・相原二也。結婚7年目の仲良し夫婦。セックスレス。子供なし。
そんな二人が選択したのは「婚外恋愛許可制(公認不倫)」。
おとやには、いちこも公認の“恋人”美月がいる。
美月との恋に夢中になり始めるおとやを見て、いちこにも変化が……。
『にこたま』の渡辺ペコが描く最新作は、結婚の嘘と真実。
結婚したい人もしたくない人も――「結婚」を考えるすべての人に届けたい、30代夫婦のリアル・ライフ!

あらすじ&ネタバレ ・感想

在宅でのWebサイト作成の仕事に夢中で片付けはおろか、風呂に入るのもおっくうな日々を送る妻いちこ。
家事もバッチリ生け花教室に通う女子力高めの夫おとや。
7回目の結婚記念日を迎える自分たちの事をいちこはけっこういい夫婦だと思っていた。

女子会での話題は夫婦生活。セックスレス。
いちこの性欲はもっぱら凪。ちいさな波紋が広がるものの、すぐに静かに吸収されてしまうのだという。
それに対し友人は昔彼氏とレスになった時、セックスよりキッス(濃厚)がダメになったという。

帰り道、自分の凪はいつからだったのか…記憶を思い起こすいちこ。
確かに昔にあった性欲はどこに行ってしまったのか…。

ふらつく足取りで帰宅し、寝室まで支えてくれる夫の横顔を見ながら
「キッス(濃厚)は やっぱちがうわ」と再確認する。

翌日、今日は帰らないからとお花の教室に出かけるおとやはお気に入りのジャケットを着ていた。
木曜はお花の日で、そして第3木曜はお泊りの日。
おとやが恋人と過ごす日だった。

恋をしている人はキラキラルンルンしている。
おとやの幸せオーラがだだもれで、彼女との予定を自分との結婚記念日よりも優先しようとしたおとやに不満を漏らすいちこ。
外の恋愛をうちに持ち込まないというルールがあるのだ。
嫉妬ではないといいつつ、うまく矛先を収められないいちこ。
この凪のような感情を愛だと思いたい。

結局いちことの結婚記念日の旅行を優先することにしたおとやは昼休みに不倫相手・美月にラブラブ電話をかける。
美月と会う予定にしていた日は都合が悪くなったと謝るおとやに
11月22日って確か結婚記念日じゃなかった?と言う美月。
そんなことを言った記憶がないというおとやに、年号とか日付とか聞くとやたら憶えちゃうんだよね。と。
ということは、もしやおとやがどちらを優先させるのか、試したのかしら?
ちょっと怖い美月さん。
そして、自分からその日を指定してたくせに、「そういう日にわたしといるのおかしいし」と身を引く美月。
けなげな美月にすっかり夢中なおとや。

その頃、おとやとの記念日旅行をかなり楽しみにしているいちこは筋トレに励んでいた。
んでも、おとやの頭の中にいちこちゃんはかけらもないのでは?
なんか切ない。

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コメント

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