出版社コメント
中学受験界に現れた最強最悪の絶対合格講師
2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か?
早期受験が一般化する昨今、もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!
ドラマ化

前話までのおはなし
あらすじ&ネタバレ
第3講 「二月の決断」
サッカーでプロになる可能性もなくはないという父親に、その可能性を今から見せてもらうと佑星を屋上に連れ出す黒木。
黒木は佑星にリフティング対決をして、黒木に勝てば今まで通りサッカー三昧の毎日を過ごすことが出来ると勝負を持ちかける。
サッカー三昧とか別に…と、ちょっと引き気味の佑星だが、父親の絶対に勝てという声援に押され、勝負を始める。
勝負を見るに黒木は経験者なよう。案の定佑星は勝負に負けてしまう
父親は怒りを隠しきれない表情。
父親に委縮し謝る佑星だが、黒木は「君がサッカーを通じて今季を身につけた様子が分かりました。」と褒める。
佑星を教室に戻らせると、父親に話を続ける。
プロサッカーになれる確率は約0.21%
それに対し、中学受験は御三家で2.58%、憧れの難関校くらいまで入れると10%弱
才能が物を言う分野と違い、勉強は努力のリターンが得やすい。
と、「凡人にこそ中学受験」の理由を説いた。
怒って帰ってしまう父親だったが、
いくら母親が教育の主導権を握ってても、実際のATMである父親の心をゆさぶらないとお金の引き出しはできないから、今回はこれでよかったという黒木。
その夜、佑星の家では父親が今までの息子のサッカー人生をふり返っていた。
本当はそろそろ夢をあきらめ、現実を見ないといけないことに気が付いていた。
誰かにハッキリ言ってもらいたかったのかもしれない…
ちょっと落ち込んだ様子の父親に、母親が早速私立中学のパンフレットを。
全国大会にも出場したサッカー部があるとか、人工芝のグラウンドやナイター設備など、佑星の受験は許してもらえそうな風向きに。
佑星は桜花に通いたがっていた。
他の塾ではなく、あの塾がいいという佑星。
模試の日、5問しかちゃんと解けなかったという佑星に黒木は声をかけていた。
「解こうと粘ったのがよくわかる答案です。スポーツか何か、長い期間取り組んできたものがあるのでしょう。」そのちょっとした一言がすごくうれしかったのだという。
感想
黒木のギャップに早くもやられました(笑)
ちゃんと一人一人を見てるんだ~💛と、私もうれしくなるよww
佐倉は黒木のそういう所にいつ気がついてくれるかな~
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