出版社コメント
「結婚するほど好きな相手」とシない、デキないってどうして?
仕事を辞め、専業主婦半年セックスレスも半年―――…。
観月 春菜(34歳)は結婚2年目。
仕事を辞め、夫・靖孝の転勤についてきてはや半年。
そして、セックスレスも半年…。
夫の仕事が忙しいのはわかっているものの、「したい」と思ってしまう自分が【性欲オバケ】のようで春菜はヤキモキしていた。
セックスレスを回避するべく、35歳のバースデーの夜に期待するが、靖孝はスマホを見てばかりいて――…。
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前話までのあらすじ
あらすじ&ネタバレ
あんなに怒鳴りあったのは初めてだった…
あの日から気まずいまま数日を過ごし、会話もないが、今日は同じベッドで寝てくれたことに安堵する春菜。
一歩前進。
そして翌日、胃薬はないか尋ねる靖孝に、話しかけてくれたと喜ぶ健気な春菜。
話せるのが嬉しくていろいろと話しかける春菜だが、それも靖孝へのスマホの着信で中断されてしまう。
でも、嫌われてるわけではない。仕事が忙しいだけなんだと安心できた。
そして胃薬を買いに薬局へ行った春菜。
買い物に来ていた若い夫婦が妊娠検査薬を買うのを見て「いいな…」と。
無意識にうらやましがっていた自分に驚く春菜。
子どもが出来たら夫も家に目を向けてくれるはず…
思わず排卵チェッカー、しかも12本入りを手に取る。
昔も靖孝が仕事だと言いスマホを離さなかった時期があった。
新人の教育係をしていて、返事をしないとうるさいと言っていた。
相手の名前は堀綺代。
最近来てるメッセージの名前と一緒だね…
夜中に何度もなるメッセージの着信音に、眠っている靖孝の指紋を使いスマホをチェックしたのだった。
靖孝に気があるような女の子。
だが靖孝は「彼女がいるから」と断ってくれていた。
その日、胃に優しいスープを作り、誕生日の夜の事を謝る春菜。
仲直りし、穏やかな雰囲気の中、春菜は排卵日チェッカーを買ったことを報告する。
嬉しそうな春菜と裏腹に、そんなに子ども欲しかったっけ?それともしたいだけか?と険しい表情の靖孝。
また険悪な雰囲気…
だが、またもスマホの着信に邪魔をされてしまう。
結局、言い争いの結果渋々靖孝が「じゃあ今夜する」と言い、喜ぶ春菜。
ウキウキでお風呂に入る春菜…だが、靖孝はその間に誰かに電話をかけていた。
春菜がお風呂を済ませ、寝室に行くと靖孝は眠りについていた。
傍らのスマホはまた鳴っている。
「何をそんなにすることがあんの!?」スマホを取ると、そこには見覚えのある「堀綺代」の名前が…
東京にいた頃の教育係をしていた新人。
さっきまで電話をしていたような内容、しかも明日も会うというメッセージ。
引っ越しをしたのにこの子もこっちにいるの?
再びスマホロックを解除しようとしたとき、靖孝が目を覚ました。
するんだろ。とほほ笑みながら言う靖孝にだが、排卵チェッカーをまだしていないというと「じゃあ意味ないだろ」と声を荒らげる。
そしてもうそんな気になれないといい背を向けてしまう。
感想
仕事が忙しいのかは分かりませんが、横暴ですよね…靖孝。
仕事を辞めてまでついてきてくれた春菜にもう少し気遣いを見せて欲しいです。
立場が逆だったら、春菜のために仕事を辞められるのかしら?
辞めた上でこの仕打ちは耐えられるのかしら?
春菜もこんなに下手に出なくてもいいのに…
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