出版社コメント
今日友達が不倫していることを知りました。
そして、私の夫も不倫していました。
こんな人たちを軽蔑するし、私はそんなこと絶対しないって思っていたのに…。
最近あの人に会うとドキドキするのは恋―――?
欲望渦巻く、リアル不倫ラブストーリー!
前話までのお話
あらすじ&ネタバレ
夫・俊ちゃんが浮気をしていると言う事実から逃げだしたくて部屋を飛び出しエレベーターで座り込む穂波。
そこに同じマンションのこわもて男性がやってきて、穂波の腕をつかむ。
誘拐される・・
思った瞬間、穂波の体調を心配し、容体を尋ねる男性。
夫と喧嘩して飛び出してきただけなんです!焦ってしゃべりすぎてしまった穂波を非常階段に連れてくる男性。
1人になりたいだけなら…と穂波を連れてきてくれたのだ。
浮気をした夫。
あんなにペラペラ嘘がつける人だったなんて…。
何も信じられず、裏切られたショックで泣き続ける穂波。
酔った勢いで会ったばかりの女性とホテルに行き、結局何もしていないと言う夫の話も信用できなかった。
その時、非常扉から物音が。
あのこわもての男性が、飲み物と食べ物を置いてくれたのだった。
帰りたくないけれど、母親は心配させられない。
唯一の独身の友達は不倫中。
とりあえず家に戻る穂波。
寝室から俊ちゃんを締め出し、ベッドに潜る。
誰も私がこんなに苦しんでいるなんて知らない…。
その頃、俊ちゃんは携帯の浮気相手の番号をブロックしようか悩んでいた…。
これみよがしに優しくする夫に、媚びるなら最初から浮気などしなければいいのに…と思う穂波。
一生許さないと思うし、ずっと軽蔑し続けると思う。
態度も冷たいままだし、楽しく過ごせないけど、それでも一緒にいる?と尋ねる。
俊ちゃんは浮気相手とは二度と会わないし、連絡先も消したと涙を流す。
ほっとしたような、あきれたような…
そして、浮気発覚から三週間。
寝室に入る許可を求める夫。
好きにしたら…という穂波を抱こうとする。
したい訳じゃないってわかってる。
愛してるってアピールしたいだけ…
それもいいかもしれない
そう思いながら、あの女とはどんな風に…?頭をよぎる。
最低…
思わず声に出てしまう。
そのまま何もせずに眠る2人。
このままずっとしなかったらまた浮気するかも
でも、それならその程度の関係だったんだ。
そう思う穂波。
ある日、職場の近くにパトカーが来る騒ぎが。
そちらに目をやるとそこにいた警察官は、いつか助けてくれた同じマンションの強面男性。
その日、マンションでバッタリ会ったその男性と改めて自己紹介をする穂波。
警察官の彼は時松といい、穂波のすぐ真下に住んでいた。
実家の両親の持ってきてくれる野菜は要らないかと時松から申し出があり、部屋へ行くことになった穂波。
女性物の靴があり、結婚しているようだが部屋の中はゴミだらけ。
時松の妻はアイドルのおっかけをしていて家にはほとんどいないらしい。
妻は私といるのが嫌なんです。と言う時松。
どちらが変わったのかわからないけど、人の気持ちは不確かだと言う。
この人も、自分と同じ寂しさを抱えていると思うと、思わず抱きしめたくてたまらない気持ちになる穂波
感想
番号は消したという夫だけど、番号を眺め思いつめる様子は…
すんなり関係を絶つことができたんでしょうか?
そんなに好きなら、妻とは別れればいいのに…
こんなに平気でうそをついて、子どももいない。穂波の事を好きって気持ちはあるのかな?
もう気持ちは向こうに行っているのでは?って思うのだけど…
もうちょっとお話が進まないと分からないかな~??
コメント