初恋不倫~この恋を初恋と呼んでいいですか~(3)13話 横馬場リョウ

ネタバレあらすじ&感想

作品名:初恋不倫~この恋を初恋と呼んでいいですか~(3)
作 者:横馬場リョウ
出版社:白泉社
掲載誌:Love Silky
レーベル:Love Silky

出版社コメント

穂波は、時松の妻・ミホと対面してショックを受ける。
自分がしていることは不倫中の友人たちと同じ!?
私は彼女たちとは違う、ルールを破ったりなんてしない…!
 一方、ミホはすっかりトキメキを感じなくなった夫・時松を冷めた目で見ながら、出会った頃を思い出していた。
欲しくてたまらなくて結婚したのに…幸せになれると信じてたのに――。
胸が締め付けられるリアル不倫ラブストーリー第3巻! 
描き下ろしおまけマンガは18ページもあって読みごたえUPです
!(このコミックスにはLove Silky Vol.89,92,94,97,99に掲載されたstory09-13と描き下ろしスペシャルマンガを収録しています。)

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前話までのお話

あらすじ&ネタバレ

その光景はあまりにも眩しすぎて
まるで手の届かない幻みたいだった

我慢できず不倫相手・ヒロくんの家まで来てしまった香。
妻が美容院に行く間、子どもと遊ぶよい父。
妻が帰ってくると数センチ切っただけでよくそこまで褒められるわねと妻が赤面するほど、自然に褒める。
土日は人が多いから外食したがらないのに、「せっかくキレイになったのに家にいるのも勿体ない」と、家族を外食に誘うヒロくん。

そんな仲睦まじい様子を見つめる香。
人づてに聞いてまで家まで来た自分をヤバいと思いつつ…

建てたばかりのマイホーム
かわいい子ども
そして妻

自分の方が美人なのに、自分が妻でいるのが当然のようにヒロくんのそばにいる。

私たちがどんなふうに抱き合うか
これまでどれくらい愛し合ってきたか
奥さんがヒロくんと出会う前から、彼は香の事が好きで
何も知らないくせに

あの女と今すぐ入れ替わりたい…
悔しい妬ましい
みじめで醜い感情に支配され、自分でもどうしていいのかわからない

穂波はあれからずっと俊一と気まずい関係のままだった。
寝室も別で必要最低限の会話のみ。
妊活もおやすみ。

やりすぎかなって思ったけど、フィギュアの頭を捨てたくらいじゃ許せない。
たった一回ホテルに行ったぐらい…そう思えたらラクになれるのに…

そこまで考えて思い直す。
本当にもう会っていないのだろうか
連絡が取れないことも、残業も多い気がする。
もしかしてまだ続いてる?
そう思ったけど、そこまでクズじゃないと考え直す。

疑ったり、喧嘩したり、もううんざりだった。
安心して幸せを感じながら眠りにつきたい。
そう思った穂波の脳裏に浮かんだのは時松さんのことだった。

彼を思うと心が温かくなり、一人じゃないって思える。
今の穂波にとって唯一の救いだった。

そして職場で、父親に連れられて登園した英介の手に車のキーが。
よく見るとそのキーホルダーは穂波が香と彼氏に贈ったものだった。
香の不倫相手が近広さんだと気付く穂波。

幸せそうな英介君の母親の顔が浮かぶ。
キーホルダーをつかみ、近広を追う穂波。
慌てるあまり転んでしまう穂波に大丈夫ですか?と声をかける近広。

そのキーホルダーは私が友人に贈ったものです。
やっとの思いで伝える穂波。

すべてを悟った近広。
穂波を抱き起こし、余裕の顔で尋ねる。
僕のこと軽蔑しましたか?
男にとって不倫なんて大半が遊びですよ。

なんでこんな人と…憤る穂波。
だが、近広は続ける。

自分はそんな人間とは違うと思ってた。
家族を裏切ったり、そんな馬鹿な真似
だけど、香を本気で好きになったと…。

何度も終わらせようと思ったが離れられなかった。
昔のようにただ言葉を交わすだけ、笑った顔を見るだけで満たされる。
そんな恋のままでいられれば良かったのに。
切なそうな表情で言う近広。

恋?ただの浮気じゃねーか
と思いつつ、時松の事が浮かぶ穂波。
時松にこれ以上何かを望むつもりはなかった。

オマケストーリー

今回の描きおろしストーリーは時松さんの初めての彼女とのエピソードです。
ちゃんと恋愛をしたことがなかった時松さんですが、それなりに彼女との思い出はいい思い出のようです。
ちょっと安心できるエピソードでした。

感想

悪い男だな~ヒロくん。
遊び慣れてる感じですね。

香は家庭でのヒロくんの姿に傷つきます。
香はきっと、初恋をそのままにヒロくんに恋をしていて
他の女性と家庭を築いている姿…受け入れられそうにありません。

こんな辛いのに
なんで世の女性は不倫に走るんでしょうね…。
香の気持ちを考えると心が痛いです。

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