出版社コメント
ルッキズムは、彼女たちがぶっ潰す――!
『美人が婚活してみたら』の著者が描く、反ルッキズム×シスターフッドの物語!
「ブス」と言われ、学生時代にいじめられていた知子。大人になった彼女は、自分をいじめていた“美人”の同級生・梨花が美容家として成功していることを知り、怒りに震える。知子は、梨花への復讐を決意する――。
連載開始直後からSNSで大反響の話題作、待望の第1巻!
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前話までのおはなし
あらすじ&ネタバレ
第5話 イケメン
転職して1か月。
知子は実はメンクイである自分に気がつく。
イケメンにときめくなんてルッキズム以外の何ものでもないが、知子のときめくお相手小坂さんは女性の主張するルッキズムに反対意見で男の方が大変だという。
モヤっと感を感じるだけで知子にとって小坂には惹かれる要素がない。
そして、そんな知子にも社内に友達ができた。
隣りの席の関西弁の山本さん。
5日連続で昼食を一緒に取っているし、連絡先も好感しているし、なぜか呼び捨てにされている。
面接で白根梨花にナイフを突きつけ脅した話を聞き、大笑いする山本さん。
変わっている人だと感じつつも、話しやすいと思っている知子。
もしかして山本さんが美人じゃないから親近感を感じているのかと思い自己嫌悪。
そして、肝心の「復讐」は何も進んでいなかった。
毎日毎日、仕事を覚えるので精いっぱい。
面接の日以来梨花とはまともにかかわっていない。
小さな会社とはいえ、社員とバイト。
接点はない。
給料が上がり、生活に余裕が出たこともあり、気持ちも落ち着いている。
安定が怒りを奪っていく…。
復讐のために入社したものの、何事もなく終わりそうな予感を感じていたある日。
雑談中に自虐トークをした山本に梨花が注意をした。
言われた相手も反応に困るし、他人を傷つけると…。
知子にとっては自虐とも言えない程のレベルの会話に感じられていたが、山本は謝罪。
そして周りが突然山本をかわいいと思うとフォローしだす。
自分の肉体にまつわるパーソナルな発言を
一方的に「自虐」だとジャッジする流れにモヤっとする。
そもそも、ブスやデブは自虐を言うことも許されないの?
怒りを再燃させる知子。
一方の山本は叱られたことを反省しつつ帰路につく。
そんな山本を自宅前で待っていたのはかつての相方だった。
山本は元お笑い芸人だったのだ。
女性のルッキズム問題をバカにする小坂は仕事帰りに高校の同級生・山田に遭遇する。
小坂の身長の低さを散々馬鹿にする山田に怒りを募らせる小坂。
身長の低い男の方が、女性よりも大変だ。涙を浮かべ道を歩く。
そして知子は、そもそも自虐とは…と考えを巡らせるのだった。
感想
男性の身長はカバーしづらいから本人は悩んでいるのでしょうね。
イケメンだから、小坂がそんな悩みを持っているなんて周りは気付かないのでしょうね。
自虐…
どこからどこまでが自虐なのか。
難しいですね
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