出版社コメント
嫁ぎ先でいびられているなな子は、パートの職場だけが唯一の居場所だった。
ママ友の夫で、職場の上司である忍は愛妻家で有名で、羨ましく思うなな子だったが、ある事件をきっかけに、忍と一線を越えてしまう。
一方、忍の妻の香織は、最近 夫の様子がおかしいことに気がつく。
夫が不倫していたのは、娘のママ友で、夫の職場で働くパートの女――。
不倫をした夫とママ友のなな子に、香織の下した決断とは。
不倫で人生が激変する2人の女の物語。
ちょこっと試し読み

前話までのおはなし
あらすじ&ネタバレ
11話 園からの呼び出し
翌週、ATMまでわざわざ車で行く忍と香織。
夫のために田舎に来たせいで不便を被っている香織に「いつも感謝している」という忍。
その時目に入ったのは花火大会のポスター。
香織は家族での「こっちに来て初めての地元イベント」としてその花火大会を見に行こうと誘う。
いつまでここにいるかわからないけど、せっかくなら楽しまないと。と前向きな香織。
その時、子ども園から着信が。
園に向かうとケガをし大泣きする詩織の姿が。
何が起こったのか尋ねようとしたとき、「すみません!うちの子が詩織ちゃんを押したみたいで…」必死に謝ってきたのはなな子だった。
必死に謝るなな子と対照的に、渋々頭を下げため息をつくなな子の夫。
その2人の姿を何とも言えない表情で見つめる忍。
無事病院で治療を受けた詩織。
なな子の息子・耕太もきちんと詩織に謝り、子ども達は無事に仲直り。
誠心誠意謝罪するなな子に笑顔で対応する忍。
帰りの車の中で、もっと向こうに強く言ってほしかったと、やたらと耕太をかばう夫を責める香織。
笑って「同じ男だからね」と言ったものの、本当は
本当は自分がかばったのはなな子だったのだと自覚する忍だった。
感想
そうだよね…。
なな子に対する甘い対応に香織も本能で気付いているのでしょう…
それを察知し、とげとげしくなる香織と健気ななな子。
なな子に気持ちが動く忍。
理屈じゃないからしょうがないけど、そりゃないぜ~ですね(-_-;)
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