出版社コメント
中学受験界に現れた最強最悪の絶対合格講師
2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か?
早期受験が一般化する昨今、もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!
ドラマ化
あらすじ&ネタバレ
第1講 「二月の挑戦」
2月1日、東京受験を翌日に控えた中学受験向け学習塾「桜花ゼミナール」
講師陣は必勝のハチマキを巻き、合格にかけた5角の鉛筆と消しゴムを生徒にプレゼント。
差し入れは「勝つ」サンド
子どものメンタルコントロールとしてゲンを担ぎまくっていた。
この学習塾で研修中の佐倉は自身は中学受験とは無縁の人生。だが、子どもを教えることが好きで、柔道を教えた経験があり、やりがいを感じたことがきっかけで学習塾に就職を決めたのだという。
そんな佐倉に校長が問題を出す。
「中学受験性のうち第一志望に受からないのは何割でしょう?」
答えは7割。
合格できるのはたった3割、その中でもいわゆる名門校に受かるのは1割というシビアな世界だった。
そして、その名門校に受かる1割の中の約6割が向かいのビルに入る学習塾「フェニックス小学部」の生徒だという。
出来のいい子を中心にして、ついていけない子はバッサリ切るからそのような合格率が出るのでは?という先輩。
桜花ゼミナールではそれぞれに合った指導で教えてあげたいと語る。
とはいえ、合格率も必要だと、トップの森さんと松村君に頑張ってもらわないと…というジレンマも抱えていた。
研修中の佐倉以外の講師がミーティングに入った後、入り口からのぞき込む塾生・木下君の姿が。
過去問で分からないことがある、と質問に来たのだ。
彼の狙う学校は木下君曰く「三流校」だそうだが、ほんとうにこの学校に行きたいのだという。
夜遅くまで頑張る子どもたちの背中に「頑張れ」とつぶやく佐倉。
翌日、トップの2人は緊張のし過ぎか体調を崩し保健室受験になってしまっていた。
今年の実績ヤバイわとつぶやく先輩。
松村君は失敗にすっかり動揺し、自信を失っていた。
そんな松村君に誰よりも頑張った君が合格を手にできないはずがない。と励ます校長。
佐倉は柔道を教えていた頃の誰よりも頑張ったのに報われなかった生徒の姿を思い出していた。
そして二月二日、まだ受験のチャンスは残されていた。
講師陣はそれぞれ子どもたちの応援に駆け付けるという。
佐倉はまだ1つも合格していない木下君の所へ応援に行きたいと声をあげた。
そして朝、大雪のため電車のダイヤが乱れ、間に合わないかもしれない校長に木下君を託された佐倉。
気がはやり早くに家を出た佐倉はたぶん一番乗りだから一番目立つところに…と意気込むが会場前には既に先客が…
傘もささず、頭に雪を積もらせているその男性の腕章には、向かいの学習塾「フェニックス」の名前が。
あいさつも返さないフェニックスの講師と気まずい時間を過ごす佐倉だが、そのうち木下君がやってくる。
木下君は問題集を見返す中で分からない問題に出くわしパニックになっていた。
突然、問題の質問をされる佐倉だが、専門外の理科で答えられない。
2人でパニック状態になっていると、隣に立っていたフェニックス講師が解説をはじめたのだ。
その次の質問にも答えた上、この学校の出題傾向まで教えてくれ、木下君は冷静さを取り戻す。
裏腹に、自分の無力さにうちひしがれていた…。
そして研修を終え、正式に講師となり桜花ゼミナールに戻ってきた佐倉。
木下君は第一志望に合格していた。
そして、研修中にいたほのぼの杉山校長は合格実績が悪かったために飛ばされてしまっていた。
その上新しい校長として現れたのは、木下君の受験校で会った「フェニックス」の講師だった。
成績の悪い桜花のテコ入れのためフェニックスを辞めてきたのだという。
彼の名前は黒木蔵人
赴任早々「統一合格判定テスト」
佐倉は黒木の補佐として教室に入ることに。
2人になった佐倉は黒木に受験日の事を尋ねる。
雪の中傘もささずに応援していたことを凄いと言った佐倉に、黒木は不思議そうな顔をして、6年生の生徒が一年間に塾に落とす金額はフェニックス性なら200万。それを考えると雪をかぶることくらい。と、お金のためだとハッキリ言い切るのだった。
こんな人が子ども達を教えるの?不安な佐倉…
感想
200万!!
小学生からすごいね~
でも、確かに学力はお金をかければある程度上がるのよね。
塾が当たり前の世の中で、塾に行かない選択肢は子どもが可哀想だと思えるほどに。
頑張ったのだから結果が裏切らないなんて、スポーツをやってたら特に
違うと子どもたちは気付いてる頃だよね。
飛ばされ校長が言ってたことはある意味残酷かもな~メンタルコントロールだとしても
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