出版社コメント
中学受験界に現れた最強最悪の絶対合格講師
2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か?
早期受験が一般化する昨今、もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!
ドラマ化
前話までのおはなし
あらすじ&ネタバレ
第6講 「三月の撤退」
塾に行きたくないと言う加藤君。
母親に連れられて塾に来ることが出来た。
黒木にはRクラスには一生懸命になるなと言われたのにこんな結果を招いたことを咎められる。
今日の授業は代役を立てるから、授業を外れるようにと言われてしまう。
呆然としていると、塾生の女の子2人が加藤について話をしているのが耳に入る。
佐倉が加藤にワンツーマンで見ると声掛けしたことが発端だったらしい。
加藤に「落ちこぼれダッサー」といったのだそうだ。
落ちこぼれのレベルに合わせるのなんか、学校だけで十分。だという。
授業が終わり、教室のチェックに入る佐倉。
いろいろな思いを抱え、加藤の席に座ってみる。
教室の一番後ろの席。遠い教壇。自分より頭のいい子ばかりが目に入る。

加藤への申し訳なさに机に突っ伏した佐倉は、机に書かれている数字に気がつく。
窓から見えるのは電車…
書かれた数字が電車の時刻のメモだと気がついた佐倉。
事務所に戻るとちょうど加藤家から退塾の申し入れの連絡が入ったところだった。
やめさせるわけにはいかないと黒木。
無理に勉強するより好きなことをさせてあげた方が良いのでは?と言う佐倉の話を聞き、黒木は「類人猿くらいには進化で来たみたいですね佐倉先生」と不敵な笑みを浮かべる。
そして講師たちにどんどん指示をだし、資料を集める黒木。
他に好きなことがある子ほど受験をやめなくていい。というのだ。
その頃、加藤親子は重い表情で塾へ向かっていた。
感想
夢中になれることがある子は、それが原動力になるよね。
小学校中学年まではそれを一緒に探してあげる時期かもしれませんね
と、今になって思うよww
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