出版社コメント
娘・奏那の小学校進学にあわせて、夢のマイホームに引っ越した真中望未。
入学式で夫が先輩の佐原昇一と再会し、佐原一家と家族ぐるみ交流を深めていく。
ところが彼らは、ママ友の間でも有名な騒動ばかり起こす非常識一家だった…。
夫婦間暴力、児童虐待、万引き――。
DV事情の最前線がここにある!!!!!!
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あらすじ&ネタバレ
真中家マイホームへの引っ越しの日。
新居へ向かう車の中で娘の奏那は眠ってしまった。
車内ではDV夫が子どもや妻に暴力をふるっていたというニュースが流れる。
最近増えたように思えるこの手のニュースに、周りの大人が助けたりすることは出来なかったのか…と疑問に思う2人。
そしてようやく新居へ到着。
奏那の小学校入学を機に緑の多い新興住宅地の一戸建てを35年ローンで購入したのだった。
新居の片づけをある程度終え、今夜は外食することに。
一家が外へ出ると、向かいの公園に奏那と同じくらいの男の子がぽつんといた。
気になって話しかける望未だが、男の子は慌ててどこかへ行ってしまった。
その様子をお隣さんが2階の窓から見つめていた…
そして奏那の入学式。
引っ越したばかりなのに同じ通学路の母親に声をかけられたり、引っ越したことを知られていたり、驚く望未。
同じご近所でもお隣のお母さんはあんまり人と関わりたくない訳ありの様子。
談笑する望未たちだが、夫・樹に声をかける男性が。
樹と大学のサークルで一緒だったという佐原だった。
気さくな感じの人。と感じた望未だが、他のお母さんたちは佐原をみるとそそくさと解散してしまう。
そして紹介された佐原の息子は引っ越してきた日に公園に一人でいた男の子だった。
男の子もそれに気がついたようだが様子がおかしい…
そして佐原に誘われるがまま一緒に食事へ。
少し高圧的で、妻を蔑むような発言をする佐原。
その時佐原の息子宗一郎が水をこぼし、奏那の服に水がかかってしまう。
狼狽する佐原母子。
宗一郎は震え、母親は「パパに謝りなさい」と慌てている。
佐原は鬼の形相で宗一郎をにらみつけ、頭を殴ると
楽しい食事が台無しだと吐き捨て、レストランを後にする。
食事代とクリーニング代を渡し、そそくさと店を出る佐原妻…。
翌日、望未は額が大きすぎるからと佐原妻にお金を返そうとする。
だが、返されたら何を言われるかわからないと漏らし、受け取らない。
そこへ、入学式で望未に声をかけてくれた近所の母親たちがやってきた。
佐原妻は彼女たちを避けている様子…
近所のお母さんたちは「佐原一家とあんまり仲良くならない方がいいよ」と望未に忠告をするのだった…
感想
見てるだけでしんどくなるほど完全なDV夫。
ちょっと食事に行っただけで、ヤバさが伝わってきます。
樹は大学時代からの付き合いだけど、警戒心なく仲良くしているということは元々はいい人だったのかしら?
それか、樹がド天然なのか…
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