出版社コメント
純須 純(35歳)と純須 武頼(39歳)は、結婚8年目の子なし夫婦。
純は仕事を辞めて以来、ほぼ専業主婦の静かな毎日を送っていたが、セックスレスになって5年が経つことに苛立ちを感じ始めている。
「仲が悪いわけじゃないけれど、夫と付き合い出したあの頃に戻りたい」
そう思い立った純が再就職した春、夫婦それぞれに新たな出会いが訪れて――…。
ドラマ化

前話までのあらすじ
あらすじ&ネタバレ
つき合って1週間。
純の母親にあいさつに来てくれた武頼。
結婚も考えていますと言ってくれ、人生最上の幸せを感じた。
純も武頼を絶対幸せにすると誓ったのだった。
2人は何もなかったかのような日常を過ごしていた。
喧嘩の事を思い出すと消えたくなるけど、純をイヤでああ言ったとも思えず。
やさしさはやさしさで返してくれる武頼。
自分が変われば何かが動くと信じる純だが、武頼はだれかとメッセージのやり取りを…
職場でのランチタイム。
武頼とのなれそめを話すことになる純。
10年前、内気な純が唯一内定を得た広告代理店の営業の仕事の取引先として武頼と出会う。
不安しかなかった仕事にやりがいと自信をくれた。
武頼のアドバイスを受けた企画が動き出した時、純の父親が亡くなる。
父親の葬儀だけれど、武頼に会いたいと思う純。
その時、葬儀場に武頼がやってくる。
打ち合わせのはずだったのに来てくれた武頼。
なんか行かなきゃいけない気がして
呼ばれたかな?
その時、この人しかいないって確信した純。
その後1年一緒に仕事をして、担当を外れる時に純から告白したのだった。
その頃、武頼も職場で昼食をとっていた。
いつもお弁当屋さんの弁当を食べる武頼に「弁当作ってくれないんですか?」と新婚くん。
結婚生活が長い同僚は昼くらい自由なもん食いたいよとポツリ。
武頼は「嫁、料理が好きじゃないんだよね 本当は」と…
それでも、笑顔で食事を作る純の笑顔を思い出しながら、先日の喧嘩について考えていた。
定時が近づく職場で純は「夫は帰りは遅いし、夕食は別々」と話す。
それを聞いた真山に浮気の心配をしないのか尋ねられ、「する暇もないと思います」とやんわり返す純。
「暇ってあるもんじゃなくて作るもんだと思いますけどね」
真山の言葉に少し傷つく純。
派遣先では可もなく不可もなく。都合のいいハケンさんという評価。
派遣会社からの評価は当たり障りのない印象。評価はB-。
浮気…
セックスレスが始まった時すぐに頭に浮かびネットで調べた。
結婚前はかなり性欲が強かった武頼(そうなの!?ビックリ)
セックスレスの本当の原因がわからないだけに、家に居ても体重やメイク、服も
気を遣い…でも、
子どもの事をうるさく言ってしまったり、全部自分に問題があるように感じてしまっていた。
でも、怖くて本当の事は聞けない。
もし理由が「もう女だと思えない」だったら…
その時、親友サヨから2人目懐妊のメッセージが届く。
おめでとう…サヨの妊娠を喜ぶと同時にうらやましさがこみ上げる。
結婚後も途切れない夫婦の営みのコツをおしえてくれぃ…
涙がこぼれだす…。
まるで2度目の思春期。
子育てで苦労するお母さんたちも、妊活で苦悩するご夫婦も、うらやましい。
結婚8年間で話し合いもできていない。
武頼への気遣いが過ぎ、劣等感と焦燥でがんじがらめになっていた。
そのまま眠ってしまった純を帰宅した武頼が優しく起こす。
ごめんね。謝る純…
純はまた自分の気持ちを押し込め、仲直り。
セックスがなくても絆はここにある。
だけど、誰かが武頼を誘惑した時。
何で繋ぎ止めればいいのか…
とり戻したいのは武頼をも振り向かせた嵐みたいなエネルギーだったんだ…。
武頼への気持ちを再確認した純。
一方武頼のスマホには
今日はLINEにいっぱい付き合ってくれてありがとう
という言葉と、ゆっくり会わないかという
足立沙織からの、メッセージが…
感想
武頼のために完璧であろうとする純。
それがゆえ、言いたいことも閉じ込めたまま。
武頼はうっすらその事に気がついているけど、こちらもあえて触れず。
そして外で昔の女といっぱいのLINE💧
そんな暇あったらさぁ…と思うけどなぁ…
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