作品名：それでも愛を誓いますか？（２）
作 者：萩原ケイク
出版社：双葉社
掲載誌：めちゃコミック ほか
レーベル：ジュールコミックス
出版社コメント
純(35)と武頼(39)は、結婚8年目の子なし夫婦。レスになり5年が経つことに焦りを感じ、純は自分を変えようと再就職を決意する。武頼の足立との浮気を疑うようになってからも、会社の同僚・真山のおかげでなんとか心を保っていた純。しかし、再び子供について話し合おうとしたところ、武頼は家を出て行ってしまい――…。
ドラマ化
前話までのあらすじ
あらすじ&ネタバレ
家出をした武頼がメッセージを送ったのは「さおりちゃん」
金曜に会おうと誘う武頼。
足立沙織は眠る息子の傍らで仕事をしていた。
保護者アンケートには足立を名指しするクレームが。
その時スマホに名無しさんからのメッセージ。
SNSに沙織が投稿していた競馬場のマスコットの投稿に教師のくせにギャンブルですかというクレームだった。
私だって人間なのにね
金曜日に会おう！沙織は返信する。
武頼は家に帰らず一人でホテルで過ごす。
純は残された家の中で思い悩んでいた。
腹が立ち、悲しくなり、それを繰り返し、最終的に武頼の身を心配する始末。
そして体調を崩してしまう純。
風邪でマスクをして出社し、人に表情を全部見られないことに落ち着きを感じる純。
真山の気持ちが少しわかった気がした。
マスクをしていても純が落ち込んでいる事に気がつく真山。だが、昨日の純の態度を思い出し声をかけることが出来ない。
こんな日に限って定時で終わった仕事。
武頼からは連絡がない。
年に数回しかしない喧嘩をしたら武頼はいつも徹底的に無視だ。
そこへ純の電話が鳴る。
武頼かと慌てるが相手は派遣会社。
クレームですか？と尋ねるネガティブな純だが、用件はその逆で会社から直接雇用の申し出があったという内容だった。
純の働きぶりが評価されたのだった。
自活できる経済力への第一歩だった。
電話を切り、喜びをかみしめる純。
そこへ真山が大きいミスをしたという話が聞こえてくる。
システム課へ行くと想像以上の騒ぎ。
大変そうな真山に残業できるから手伝うと申し出る純だが、真山の上司に「派遣さんにはお願いできない対応なので」と断られてしまう。
帰り道。歯がゆい思いを胸に直接雇用の話を受けようと決意する純。
経済的に困ったときに武頼以外に頼れるのは自分しかいないから。
その頃、残業をする真山にミスへの対応を男気があると褒める上司。
純からの残業の申し出を有難いと思いつつ、真山の気持ちをくみ断ったのだった。
その頃、武頼は連絡を待つ健気な純をほったらかしにしてさおりちゃんと夜景の見えるオシャレなバーへ。
仕事の愚痴を言いつつ、奥さんは大丈夫なの？と探りを入れる沙織。
喧嘩をしていると言い、純が頑張っていると嬉しい反面自分を不甲斐なく感じると本音を打ち明ける武頼。
落ち込む武頼に武頼はいい旦那で、私はタケくんといると楽しいよ。と…。
つき合ってる頃の思い出話に持ち込む沙織。
そしてそのまま武頼にキスをする…
その時沙織のスマホが鳴り、子どもが熱を出したという連絡が入る。
沙織が去り、「お互い現実逃避してるだけなんだ」とつぶやく武頼。
純はすぐ泣くけど逃げないな…
武頼に無視されている純は1人で部屋で寝込んでいた。
スマホが鳴る。相手は母親の入居する老人ホーム。
定期的に通院している病院の日だったのだが、腎臓の数値が悪く透析も視野に入れなければならないという。
耳も目も、足も悪くなった母が今度は透析…。
体調の不調もあり心細くなる純。
武頼に頼りたいと思いつつ、頼らなくても生きていけるようになると念じながら眠りにつく…。
帰宅した武頼はベッドで眠る純に覆いかぶさり…
そのまま純に布団をかけ、その場を離れる。
就寝の準備をしながら涙を流す武頼。
純が頑張るほど自分がふがいなく感じる
沙織には反応したのに純に欲情できない
武頼も辛い思いをしていた。
感想
自分を頼ってくれる弱い女にしか欲情しないのね
昔は性欲が強かったと純が回想してたけど、その頃は純が不安定でか弱く見えただけなのかしら。
弱音を吐けない強がっている女性を、そのまま強いと受け取らないで欲しいわ。
コメント