出版社コメント
純(35)と武頼(39)は、結婚8年目の子なし夫婦。レスになり5年が経つことに焦りを感じ、純は自分を変えようと再就職を決意する。武頼の足立との浮気を疑うようになってからも、会社の同僚・真山のおかげでなんとか心を保っていた純。しかし、再び子供について話し合おうとしたところ、武頼は家を出て行ってしまい――…。
ドラマ化

前話までのあらすじ

あらすじ&ネタバレ
純が朝起きると朝食を作る音と匂い。
言い方きつかったな。と武頼。
満点の妻なら聞かないかもしれない…と考えながら質問する。
どこに泊ってたの? ビジネスホテル
1人? 1人だよ
純の好物がぎっしりの朝食。
「さおりちゃんと一緒だったからそんなに優しいの」
幼いころに飲んだオブラートを思い出しながら言葉を飲み込む。
無理矢理飲み込むとのどで破れて苦味で吐きそうになるのだ。
いつもと違い会話をしようとしてくれている武頼に、母親の老人ホームからの電話の内容を話す。
俺のお母さんでもある。と平日に休みを取って一緒に説明を聞きに来てくれるという。
だけど、ゴメンねも、あの回答も宙ぶらりんな事にもイラつく純。
だけど、何か話してまたこじれるならもう何も言わないと判断した。
そして出社してきた純が元気になっている事がまた気になる真山。
目で純を追う真山を先輩は人妻って欲求不満なイメージだし、そういう関係ならいけるんじゃない?とからかう。
「そういうことしたいんじゃない!!」大きな声をあげ事務所を後にする真山。
「そういうこと」じゃなく、もっと純を笑顔に、自分ができたら…
真山はそう思っていた。
そして純は、契約社員になる契約を結ぶ。
派遣会社の女性社員の労本さんにどうして最初の仕事を辞め、ご主人にはいい収入があるのにパートを始めたの?と尋ねられる。
いい経歴だった純の判断に興味を持ったらしい。
夫に「子供は欲しい」といわれ浮かれて会社を辞めてしまったが
母親じゃないのに専業主婦であることに罪悪感を感じパートを開始。
それを何年も続けていくうちに周りの人間は「母親」だったり「役職者」になっていき、役割を持っていない自分に焦りを感じ始めていた。
そんな自分を変えたいと思ったという純。
労本さんは41歳独身。
自分で選んだ道だけど、たまにこれで良かったのかな?と考えるのだという。
専業主婦もパートも派遣社員も立派な仕事だけど
自立できる経済力はあなたの強い味方になるから
労本さんの言葉が心に響く。
もし武頼の命に関わる何かが起きても「子供はどうする」って聞く?
自問自答する純。
生きててくれればそれで十分。そう考える純だけど、
じゃあ子どもがいない夫婦の毎日って何なんだろう?
死ぬまでセックスはなし。
パートナーって?対等ってこと?身元保証人?
私たちってパートナー?
武頼はいつも優しくてもめる原因はいつも自分。
自分が黙っていればもめることはない…。
自分を言い聞かせる純だけど、まだまだその境地まではたどり着けない…
そんな自分を「器の小さい人間」だと思う純。
家に帰りたくない純は「欲深い心」を清めるため本屋へ立ち寄る。
そこには偶然真山が。
純は気まずさを感じるが真山は声をかけてきて、敬語ではなく前みたいに話して欲しいという。
もしかして真山は自分に気がある?
そう思いながらも12も違う年齢が頭をよぎり否定する純。
真山に誘われ公園でコーヒーを飲む2人。
今日は元気そうですね。
笑顔の純を見て嬉しそうにほほ笑む真山。
動揺する純に真山は
純須さんのことがきになって仕方ありません。と…
感想
いや。言い方うんぬんより言ってる内容については謝罪しないのね。武頼…。
これ以上責められない雰囲気出してくるの卑怯だわ…
向きあってもくれない、スキンシップの努力もしてくれない。
精神的なパートナーでないなら夫婦でいる意味って??って思っちゃいますよね。
男で開いた穴は男で…真山くんがいい感じに頑張ってくれてます。
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