作品名：それでも愛を誓いますか？（３）
作 者：萩原ケイク
出版社：双葉社
掲載誌：めちゃコミック ほか
レーベル：ジュールコミックス
出版社コメント
純(35歳)と武頼(39歳)は、結婚８年目の子なし夫婦。
セックスレスになって５年が経つことに焦りを感じ、純は自分を変えようと再就職を決意する。
就職先の同僚・真山からの好意に戸惑う一方、少しずつ武頼との仲を取り戻し始めていた純。
しかしその矢先に、武頼のスマホに届いた足立からのメッセージを目にしてしまい…。
ドラマ化
前話までのあらすじ
あらすじ&ネタバレ
セックスできるんだ！
ちゃんと！
私以外となら！
泣きながらひたすら走る
今までの事が走馬灯のように流れる
勃起できないのを責めたら悪いと思い、ネットで調べた対策を講じ解決しないまま5年
メイクにダイエット
想いやっていればいつかまた…
周りの懐妊の知らせにも耐え、今までどんな思いでいたのか…
なのに裏でさおりちゃんと会っていたの？
あの日曜も、帰ってこなかった日も、もしかしてずっと前から…
武頼からのメッセージは「違うんだ」じゃなくて「ちゃんと話そう」
肯定とも取れるメッセージ
相手の女も武頼が既婚者だと知っていて連絡を取っている。
SNSも自分へのにおわせなのか‥‥
頑張っていた自分をバカだと感じる純。
誰かに話を聞いてほしいと思うけど、友達はそれぞれの立場にいて、自分の悩みを話していい相手が見つからない。
20代までは同じ悩みの中にいて、深夜だろうがお構いなしに電話できたけど、住む世界がバラバラの今、
子育てママの話に子どものいない自分が傷ついてしまうように
結婚している自分の話が違う立場の人の心を阿久井泣く傷つけてしまいそうで怖い。
そんなことを考えながら生きづらい自分の性格に嫌気がさす。
ふと頭に浮かぶ母親はもう耳が悪く電話は出来ない。
ふと真山の真剣な表情が浮かぶ、
だが、都合のいいときだけなんて行けない。
今まで無視し続けてきた武頼がこっちを向いている
と、帰る決心をする。
全部話してと言う純に
「セックスはしてない」という武頼。
日曜に競馬に行っていたこと、純の前で朝からスマホを手放さず連絡を取っていたこと。今まで黙っていた不満を吐き出す純。
沙織は高校時代の同級生で2か月ほど付き合っていた。
春の同窓会で再開し、2回目は競馬場で、もう一人友人もいた。
3回目は外泊した日に夕食に行き、そのときキスだけした。
昔馴染みと連絡を取っている気持ちだったけど、キスして最低なことをしたと気付いたと謝罪する武頼。
たかが食事、たかがキス、仮にセックスしてたって浮気の一つや二つと
そんな風に思えない純。
5年間も苦しんでいたのだから…
今すぐ見ている前で縁を切って、ブロックしてと泣き叫ぶ純。
武頼はその通りにし、
「オレは純が大事だ 愛してるよ」と…
結婚するときに贈りあった、ずっと聞きたかった言葉なのに
今は同じ言葉を素直に返すことが出来ない。
「たかがキスくらい」ではないのだ。純とはキスすらずっとない。
この独占欲も愛なの？
出社するとみんな笑顔。
この中に本当は泣きたい人はいないのか考える。
純はたまった5年分張り裂けそうで、泣きそうだった。
何をしていても浮気の光景がよぎり、昨日の告白に嘘が混じっているのではないかと疑ってしまうのだった。
トイレに駆け込み、顔をバシャバシャ洗う純。
夫に頼り、自分に価値があると思えない。
そんな今を作ったのは自分だ。
10年の日々に無関心にはなれない。
まだ答えは分からないけど、今の自分がすべきことは自分の足で立つこと。
夫との生活だけに幸せを見出すな
自分の人生を強く気高くしなやかに 生きるんだ！
前を向く決意をした純。
そして純が社員になることを人づてに聞いた真山はモヤモヤしていた（笑）
気を利かせた先輩が3人で食事にいこうと純を誘う。
その頃武頼の所に公衆電話から電話が。
しつこい電話の相手は沙織。
電話に出るなり、名乗ることもなく愚痴り出す…
涙ながらに「少しでいいから」という沙織に武頼は…
感想
独り耐えた5年間…
無条件に信じようとした気持ち…
実際「セックスは」してなかったわけだけど、純にはそういう目を向けられなかったのに
沙織にはそういう目を向けたという時点でダメだよね…
自分を頼ってくれる女に弱い武頼…
コメント