出版社コメント
夜の公園で時松に助けられてからというもの、心がざわついて落ち着かない穂波。
そんな中、友人に「もっとふさわしい相手がいたとしたらその結婚は間違い」と断言されてしまう。
間違いではないと思いたい穂波は――?
一方、穂波の夫・俊一と不倫中の環奈は、婚活パーティーである人物と再会して…!?
欲望渦巻く、リアル不倫ラブストーリー!
描き下ろしおまけマンガが14ページもついています!
既刊一覧

前話までのお話

あらすじ&ネタバレ
穂波の夫・俊一の不倫現場が写りこんだニュースを見ていた穂波の友人・香。
香もまた不倫中で、不倫相手と一緒に家で過ごしていた。
不倫相手・ヒロくんに抱かれながら穂波の夫の不倫について考えていた。
浮気するタイプに見えなかったのに。
香に息子の名前を尋ねられ、答えるヒロ。
英介だよ。答える不倫相手は穂波のつとめる保育園に子どもを通わせるイケメンパパだった…。
子どもの話を聞きながら考える香。
不倫なんてする人間
バカで最低な人間だと思ってた。
軽蔑されたって仕方ない。
でも、好きだと思ってしまったら抗えなくて 抑えられなくて
気付いた時にはもう 始まってしまってるんだ
穂波は公園で時松さんと抱き合う所を俊一に目撃されていた。
パニックになる俊一と穂波だが、毅然とした態度であいさつをする時松。
話を聞き、礼を言うと俊一は穂波の肩を抱き家へ。
時松さんが警察官だったことを知らなかった俊一は驚いた様子。
穂波の中の時松さんとの間の事は言えないことばかりになっていた。
時松さんに抱きしめられたあのときの気持ちも。
心がざわつく穂波。
そしてある日、穂波は香に誘われ、自宅に遊びに行くことに。
香が不倫をしていると聞いた時から少しぎくしゃくしていた2人だが、思い出話をはじめ穏やかな雰囲気に。
穂波はふと、香はヒロくんに奥さんと別れて欲しいと思っているのか尋ねる。
香とヒロくんとは中学校の同級生だった。
30歳の同窓会で再開し、当時両想いだったことが分かり今の関係になったのだった。
あの時両想いだって分かってたら
付き合って
手も繋いで
キスだってしてた
あの頃満たされなかった気持ちを今必死に埋めているのだと言う。
でも、もしヒロくんが結婚する前に再会してたら、私が妻になってたかもね
結婚なんてタイミング
結婚を考えてる時にそばにいた異性を選んだだけで、
もしかしたらもっとふさわしい相手がいたかもしれない。
だとしたらその結婚は間違いだったのだ。
帰り道、香の言葉を思い出し
どうして結婚した相手だけを一途に思い続けられないんだろう…考える穂波。
その時ばったり時松さんに会ってしまう。
公園での一軒以来、時松さんを避けるようになっていた。
自分の気持ちを否定する穂波。
家では俊一が浮気相手・神志那と連絡を取りデートの計画を立てていた。
慌てる俊一だが、穂波は思いつめた様子で俊一に迫るのだった。
お互いの結婚が間違いではなかったと繰り返し考えながら…。
感想
おしどり夫婦っぽい英介ちゃん夫妻だったけど、そのパパが香の不倫相手でした。
実らなかった初恋同士の不倫。
確かに。
もっと早く出会ってたら、結婚したのは自分だったと。思ってしまうのも分かります…。
穂波は時松さんへの気持ちに抗うように俊一に抱かれます。
俊一は…愛も薄いし意思も弱い…だんだん嫌いになっていくわ
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