作品名：私のことを憶えていますか（11）
作 者：東村アキコ
出版社：文藝春秋
掲載サイト：ピッコマ
レーベル： 文藝春秋 BOOKS
出版社コメント
自分を庇い大けがを負った猫作との結婚を覚悟する遥。SORAは遥への強い思いを自覚し、引き留めるため二人の療養先へ向かう。
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前話までのおはなし
あらすじ&ネタバレ
徐々に距離を近づけ、BBQを楽しむ猫作とよっちゃんマルオ。に麗子。
どんどん食べるマルオに毒気づく麗子に、幼いころの記憶がよみがえったマルオ。
記憶はいい思い出ばかりではないけれど、それぞれが前に進みだしていた。
近況を報告しあうグラドル萌香とSORA兄。
萌香は今までの事を反省し、真面目に演技のレッスンを。
SORAの事務所は恋愛スクープに大ダメージを受けたと思いきや、新星によって回復していた。
今や看板スターはずん子さんの元カレくんに！
稼ぎ頭を発掘でき、いろいろやられたけどこれでチャラと言うたくましいヘルマネ鳥居。
猫作父は市長として念願の計画を実現させていた。
こうちゃんの両親が亡くなったあのカーブを安全な道へ変えること。
その道路整備事業のため、猫作に会社を引き継ぎ町長になったのだった。
そしてかつてこうちゃんの家のあったエリアは月影リゾートとの話し合いも済み自然公園になることに。
その場所でワイナリー祭りやキャンプ、星空観察会を…と夢膨らむ猫作父。
猫作にそんなイベントは仕切れない…と考えつつ
完璧に仕切れそうな子が思い当たる…と、
麗子の事を思うと、結婚式がダメになったことも良かったのかもしれないと考えるのであった。
その頃の遥は変わらぬ記者スタイルで街を走る。
目指す先には公園でダンスを練習するアランの姿。
真田先輩がアランに「私のことを憶えていますか？」と問いかけると
ハイタッチ会にいつも来てくれてましたよね。と答える
すっかり闇を払った姿のピュアアラン。
そこへ到着した遥は
フリーライターとしての再出発に、アランのカムバックについて取材させてほしいと申し込む。
こうちゃんの映画は映画祭の賞を受賞
遥とこうちゃんは映画祭のレッドカーペットの上で
死ぬまで、いや、生まれ変わっても憶えていると誓うのでした。
子どもの時のことも 今この瞬間も
感想
いい思い出も、悪い思い出も、
全部が今に繋がっている。
要所要所「私のことを憶えていますか？」と尋ねる登場人物たち。
憶えていて欲しいなと思ったり、忘れていて欲しいなと思ったり
だけど、それらも全部抱えて
前に進んでいってる登場人物みんな輝いてるフィナーレでした💛
外伝も始まり、愛すべきキャラクターのその後が楽しめますよ！
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