ブスなんて言わないで(1)1話 とあるアラ子

ネタバレあらすじ&感想

作品名:ブスなんて言わないで(1)
作 者:とあるアラ子
出版社:講談社
掲載誌:&Sofa
レーベル:アフタヌーンKC

出版社コメント

ルッキズムは、彼女たちがぶっ潰す――!
『美人が婚活してみたら』の著者が描く、反ルッキズム×シスターフッドの物語!

「ブス」と言われ、学生時代にいじめられていた知子。大人になった彼女は、自分をいじめていた“美人”の同級生・梨花が美容家として成功していることを知り、怒りに震える。知子は、梨花への復讐を決意する――。

連載開始直後からSNSで大反響の話題作、待望の第1巻!

WEBで試し読み!

「ブスなんていない? ここにいますけど?」高校時代、私をブスだと虐めた女が何を言う!/ブスなんて言わないで① | ダ・ヴィンチWeb
山井知子・33歳。学生時代に「ブス」と言われいじめを受けていた彼女は、巷にあふれる容姿に関する情報には背を向け、顔を隠して生きている。ある日知子は、“美人”の同級生・白根梨花が美容家として成功していることを知る。彼女こそ自分をいじめた主犯と信…

あらすじ&ネタバレ

第1話 ブスはここにいる

山井知子 33歳
仕事中も帽子 メガネ マスク
仕事が終わってもそれらを取らずなるべく顔を隠して生きている。
まちを歩けば美容を気にする会話ばかりが耳に入る生活に居心地の悪さを感じていた。

高校時代はブスだからと理由でいじめられていた。
主犯格の女 白根梨花は自分では手を下さず遠くからいじめの様子をニヤニヤと見ていた。
「私ブスって大嫌い
見てるだけでイライラする
正直いらないと思う
世界に」
そう言われた言葉が心に刺さったが
負けるのが嫌だったから、学校は1日も休まなかった。

だが、知らず知らずに知子の心は限界になって、
学校で倒れてしまったのだった。

他人の評価に振り回されないで
あなたは世界でいちばん可愛い女の子

母親はそう言って慰めてくれたが、自分の顔を好きになれない知子。

それから学校へ行かなくなり、顔を隠して生きている。
これ以上誰かに「ブス」って言われたら心が壊れてしまいそうだから…。

上京し、なるべく人と顔を合わせないで済む最低賃金のバイトをする。
生活は厳しい、友達もいなくて寂しい。
だけど、これが自分の選んだ人生だった。

こんな生活の希望は「ルッキズム」という言葉が広がりを見せている事。
人を見た目で判断する価値観にようやくNOが突き付けられているのだ。
徐々に勇気をもらい、自分のトラウマと向かい合いはじめたある日。

ふとコンビニで目にした雑誌のルッキズム特集
そこでルッキズムについて語る美容専門家は知子のトラウマの原因である”白根梨花”だったのだ。

家に帰り検索したところ白根梨花は美容研究家として活躍し、反ルッキズムの活動家として講演や執筆をしているらしかった。
今まで読んできた記事の中にも白根の記事があったことに気づいた知子。
いじめを棚に上げこんな活動をしているなんて…
ようやく前向きになり始めた知子は落ち込む。

死にたい…
そう考え始めた知子の前に現れたのは高校時代の自分の幻影。
表れた幻影は白根梨花を殺してと泣き叫ぶのだった。

感想

見た目にコンプレックスを抱きながらも最初は我が道をゆき、好きなファッションを楽しんでいた知子。

心が折れてしまった知子を「世界一可愛いよ」というお母さん。

見た目を重視する学校社会の残酷さが心に刺さりました。

他の漫画の感想も探してみる

コメント

タイトルとURLをコピーしました